
2歳の子に読み聞かせしたいんだけど、おすすめの本あるかしら?
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2歳のころにおススメの本ありますよ~。


2歳の子供に絵本はとても良い!その理由は?
2歳ごろというのは,自我が発達してくる時期です。 精神的,身体的な発達や好奇心の芽生えから,今まで出来なかったことにチャレンジしようとして時に頑ななまでに大人の手伝いを嫌がり自分でやろうとすることもあるので、手を焼いているお父さんやお母さんもいることでしょう。
語彙も爆発的に伸びる時期で、「わんわん」「まま」など1語から「わんわん いる」「まま だっこ」など名詞と動詞を併せた2語文へ発達していく過程もあり、おしゃべりが楽しくなる時期ではありますが、思った言葉をうまく表現できず癇癪をおこすこともありますよね。
また、お風呂、トイレ、はみがきなど生活習慣も身につけていかないといけない時期でもあります。



いやいや期がひどくて大変・・。



わかります・・。
そんな好奇心旺盛で、なんでもやりたいけどできないことも多くてイライラしたり癇癪を起したりしている2歳の子供に絵本の読み聞かせがとても良い理由はたくさんあります。
①生活習慣が身につく
②情緒が豊かになる
③語彙が増える
④想像力が豊かになる
⑤好奇心を刺激する
⑥集中力が養われる
⑦親子のコミュニケーションが増える
ざっとあげただけでもこれだけのメリットがあります。
それぞれおすすめの絵本をご紹介していきます。
①生活習慣を身につけるのにおすすめの絵本
2才はお風呂や歯磨き、トイレなどの生活習慣を身につける時期でもあります。しかしお風呂がきらいで入りたがらない、トイレの習慣が身につかないなど、頭を抱えているお父さんお母さんもいるのではないでしょうか?そんな時は絵本を読みきかせして、絵本の仲間たちがトイレや歯磨きをしている姿を見せてみると、それまで頑なに嫌がっていた子供もすんなりとトイレやお風呂に入ってくれるかもしれません。
生活習慣を身につけさせるのにおすすめの本はこちら。
ノンタンはみがきはーみー【キヨノサチコ】
(あらすじ)
ノンタンがいいいのいーして、はみがきしゅっしゅっ、しゅこしゅこしゅー。
ノンタンとなかまたちがはみがきして、あーさっぱりいい気持ち!
ノンタンたちが楽しくはみがきをしているので、同じようにリズムをつけて歯磨きをすると嫌がらなくなるかもしれません。
ねないこだれだ【せなけいこ】
(あらすじ)
とけいがなります。ぼんぼんぼん。こんな時間におきているのはだれだ?夜はおばけの時間だよ。ねないこはおばけがむかえにきますよ。
夜、こどもがなかなか寝なくて困ることありますよね?(笑)
うちの子たちもなかなか寝なくて困っていたので、この本はよく読みました。
最後の「おばけの世界へとんでけ~」というところで、子供の顔を覗き込むと、「やばい・・」とおもっているのでしょうか?真剣な表情で絵本を見つめていたのを思い出します。(笑)
貼り絵もかわいくて怖いけど何度も読みたくなる絵本です。
いけるといいねトイレ (アンパンマンのしかけえほん) 【やなせたかし】
うちの子はアンパンマンが好きだったので、トイレ習慣を身につけて欲しいと思い購入しました。
バイキンマンがバスに乗る前にトイレに行っておかなかったので、バスの中でおしっこに行きたくなり困るシーンが出てきたりして、出かける前はトイレにいかないと途中でこまるということが子供もすんなり理解できていました。
②情緒を豊かにするおすすめの絵本
ちびゴリラのちびちび【ルースボーンスタイン】
(あらすじ)
ジャングルのみんなに愛されているちびゴリラのちびちび。そんなちびちびにある日変化が訪れます。
ちびちびが大きくなり始めたのです。
大きくなったちびちびもジャングルのみんなは大好きなのです。
おおきくなったちびちび。最後にみんなで歌います。「おたんじょうびおめでとう!ちびちびくん」
無条件の「愛」を伝える絵本。ちびちびはつまり絵本を読んでもらっている子供自身です。
子供が大きくなってもみんな君が大好きだよというメッセージが込められています。
疲れた日も、怒りすぎた日も、読み終わった後は優しい気持ちで包んでくれる絵本です。
よるくま [ 酒井駒子 ]
(あらすじ)
「ママあのね…きのうのよるね」
ベッドに入ってママに見つめられながら少しずつ眠りに誘われていく1日のうちで一番穏やかなとき、ぼくがママに語りはじめる。昨日の夜、ぼくのところにやってきたくまの子「よるくま」とぼくの一夜のお話。いなくなってしまったよるくまのお母さんを一緒に探しに行く冒険物語。
この絵本はお話もすごくいいんですが、とにかく絵が優しいタッチでかわいい。
よるくまのおかあさんは多分ひとり親で働くママ。シングルマザーや働くお母さんへの応援のようにも感じられます。
おかあさんを探して、やっとおかあさんに会えたよるくま。
おかあさんがよるくまをだっこしながら話をしているシーンがとても好きで・・。
当時私は小さい子供を預けて仕事をしていることに罪悪感があったので、この絵本に私自身が癒されていました。
母のぬくもりを感じる絵本。
③語彙を増やすのにおすすめ絵本
なにをたべてきたの?【岸田衿子/長野博一】
(あらすじ)
しろぶたさんが、もっときれいになりたい!と、いろんなものを食べていくお話です。
同じフレーズのくりかえしで、次は何がでてくるんだろう?とどんどん引き込まれていきます。
りんごを食べると、お腹が赤くなり、レモンを食べるとおなかが黄色に・・ブドウをたべるとお腹が紫色になります。
最後に食べたのはなんと・・
絵がとてもきれいで、りんごも、ぶどうも、レモンも、メロンもとてもおいしそうに描かれているので、くだもの名前をおぼえたり、文章もおなじフレーズのくりかえしがつづくので、語彙を増やしたり、スムーズに会話が出来るようになるでしょう。
最後にぶたさんは食べてはいけない「せっけん」食べるのですが、こどもも、あ、これは食べたら大変なことになるんだな・・と学んでいて、食育にもなると思います。
私は絵本を読み終わった後、「ぶたさんは何をたべたでしょう?」とよくクイズをしていました。
子供たちがぶたさんのお腹の色をヒントに嬉しそうに答えていたのを思い出します。
最後に「石鹸は食べていいの?」と聞くと、「だめぇ~~」と答えていました。(笑)
④想像力を豊かにするためにおススメの絵本
想像力とは、「自身が経験していないことや未来のこと、現実には存在しないことを、頭の中で思い描く力」のことで、対人関係はもちろん、日常生活のあらゆるシーンで求められる能力です。
絵本の中で、次はどうなるのだろう?と考えながら読んだり、登場人物の気持ちになったりすることで、想像力を豊かにすることが出来ます。
てぶくろ 【ウクライナ民話】
(あらすじ)
雪の降り積もった森を子犬と一緒に歩いていたおじいさん。途中でてぶくろを片方落としてしまいますが、気づかぬまま行ってしまいます。そこへ、森の動物たちがやってきて、てぶくろを住まいにします。ねずみ、かえる、うさぎ、きつね、おおかみが入ると、てぶくろはぎゅうぎゅうに。更にいのしし、くまが入り、てぶくろは今にもはじけそう。そこへ子犬が戻ってきて吠え立てると、動物たちは我先にとてぶくろから出て、逃げていきます。その後、おじいさんが戻ってきて、てぶくろを拾います。ファンタジー絵本の古典です。
ちいさい手袋に大きい動物が入っていく空想の世界です。
絵がレトロな感じで、文章も繰り返しのある絵本なので、次の展開はこうなるな・・とある程度予想しながら読むことが出来ます。
特に冬に読んであげるのがおすすめ。小さい手袋にみんなで入っている様子がとても暖かそうなのです。
⑤好奇心を刺激するのにおすすめの絵本
なんでも好奇心旺盛な2歳の子供たち。いろんなものを見て喜びます。
乗り物や働く車など子供の興味のある絵本を読んであげて知識を広げるも良いと思います。
ざっくん!ショベルカー【竹下文子】
(あらすじ)
おにいさんのショベルカーがしごとにでかけます。いちばんちいさい1ごう。すこしおおきい2ごう。もっとおおきい3ごう。ざっくんざっくん…あなをほったり、がけくずれをなおしたり、まちでもやまでもだいかつやく。きょうはどのショベルカーでどんなこうじをするのかな?
この本はプレゼントでもらった本で、うちの長男は働く車が大好きだったので、この本も大好きでした。
ショベルカーや消防車など働く車が大好きな男の子は多いですよね。
この本は小さいショベルカー、中くらいのショベルカー、大きいショベルカーと3台のショベルカーが出てきます。
最後には沢山の働く車が出てくるので、乗り物好きの子ならきっと大喜びすると思います。
パパ、お月さまとって!【エリックカール】
(あらすじ)
「お月さまをとって!」と娘にせがまれたお父さんが、高い山に長い長いはしごをかけて月をとりにいくという優しさにあふれた絵本です。
絵本『はらぺこあおむし』の作者カールさん の作品です。絵本の魔術師と言われたカールさんの貼り絵は大人が見ても素晴らしい作品です。こちらの本は、絵本の画面が左右上下に開いて、広い広い空を絵本の世界にしたしかけ絵本です。
お月様はこどもにとって身近な存在です。そんなお月様をパパが取りに行ってくれるというのですから、子供たちの好奇心を刺激するでしょう。うちの子たちも、パパがお月様を取ったのを見た時は目を丸くして驚いていました。
この本は是非ともパパに読んでほしいです。
子供たちに感想を聞いてみた
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どの本が一番好きだった?



どれも覚えているけど・・・一番ストーリーを全部覚えているのは、「よるくま」



うーん。お話も絵もどっちもいいのは「よるくま」



やっぱり「よるくま」かな?!
なんと3人とも「よるくま」でした。
長男は「ざっくんショベルカー」だと思っていたので、意外でした。
私は毎日読み聞かせをしたわけではないけれど、子供たちは結構覚えてくれているので嬉しく思います。
大人になってから読む絵本もいいけれど、やはり幼いころに読んだ絵本の記憶というのは特別で、貴重なものだなぁ~と思いました。
私自身、ほぼワンオペで子育てをしていたので、絵本を読む余裕すらあまりなかったのですが、絵本は子供だけでなく親の心も沈めて落ち着かせてくれるので、パパでもママでもおじいちゃんでもおばあちゃんでもいいのでぜひ読んであげてください。
絵本選びの参考になれば幸いです。


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