最近は約8割の小中学校で朝読書の時間があるそうです。長男の通っていた公立中学校でも朝読書の時間がありました。
本を読むことで知識が増え、視野が広がり、コミュニケーション能力も上がります。
朝読書はそんな読書の楽しさを知るきっかけになると思いますので、ぜひ朝読書を活用して読書の習慣を身につけてみてください。
ただ、朝読書の時間と言ってもどんな本を読めばいいのか分からないという中学生や親御さんもいらっしゃると思うので(我が家もそうでした)、私が読んだ本、長男が読んだ本の中から面白かった本を中心にご紹介していこうと思います。
読みやすくて面白い本をピックアップしました。是非読んでみてください。

ホームレス中学生 (幻冬舎よしもと文庫) 【田村裕】
父親の解散宣言で、13歳の僕は突然家を失う。そんな僕の新しい家は公園のウンコ形遊具の中。雨で体を洗い、食べられるものはないか色々試す。そんな中で手を差し伸べてくれるたくさんの人、兄姉、友達。そして改めて考えるお母さんの事、人と関わるという事。いつしか描いた芸人という夢…。大ベストセラーとなった笑って泣ける貧乏自叙伝。(「BOOK」データベースより)
(感想など)大ベストセラーとなり映画にもなった本ですが、出版から15年の月日が経ち、知らない方も増えてきたのではないでしょうか。長男の夏休みの読書感想文に良いかな?と思い、長男に勧めたところ「おもしろい」といって一気に読んでいました。芸人さんの書く文章なので読みやすいですし面白い。そして泣ける。13歳という自分たちと同じ年頃の男の子のホームレス体験を読むと、自分たちがいかに恵まれた環境にあるかということや、そんな環境で過ごしている子がいる事にも衝撃を受ける事でしょう。悲惨な経験にもかかわらず、笑い話にしてしまうところもさすが芸人さんだと思いました。
わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑【丸山貴史/今泉忠明/サトウマサノリ】
さまざまな理由で地球から消えていった生物の「絶滅原因」を紹介する
今までになかったコンセプトの動物図鑑が登場!
地球誕生以来、生物の99.9%は絶滅してきました。
いま地球にいる生物は、奇跡的な確率で「たまたま」存在していると言っても過言ではありません。
「アゴが重すぎて絶滅したプラティベロドン」
「まっすぐすぎて絶滅したカメロケラス」
「笑いすぎて絶滅したワライフクロウ」
など、興味深い絶滅のエピソードとともに、「森に引きこもって助かったコビトカバ」など、絶滅しそうでしなかった生物も紹介しています。(「BOOK」データベースより)
(感想など)
絶滅した動物たちが個性強めの口調で語りかけ、絶滅した原因を教えてくれます。
動物たちが語る絶滅の理由も面白いですが、基本データも載っていて、体の大きさ、生息地、生息年代も分かります。
おそらく化石から推測しているのだと思いますが、よくそんなこと分かったな・・と感心するほどリアルな姿で現代風に語っているのがとにかく面白いですし、生物の進化や生体にも興味をもてると思うのでお勧めです。
かがみの孤城 【辻村 深月】
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。(「BOOK」データベースより)
(感想など)直木賞作家・辻村深月(つじむら・みづき)さんの本屋大賞受賞作です。結構分厚い本なのですが、中盤あたりから読むのが止まらなくなり一気に読みました。結構理不尽なことも多い中学時代。同じ年代の子供たちの話なので共感できるところや自分と重ね合わせる部分もあるでしょう。娘が小5の頃クラスの友達が読んでいたと言っていたので、小学生高学年でも読めるようです。現実とファンタジーが錯綜するストーリー。特に女子に人気かなと思います。是非読んでみてください。
夢をかなえるゾウ1 【水野敬也】
ダメダメな僕のもとに突然現れたゾウの神様“ガネーシャ”。
なぜか関西弁で話し、甘いものが大好きな大食漢。
そのくせ、ニュートン、孔子、ナポレオン、最近ではビル・ゲイツくん(、、)まで、歴史上の偉人は自分が育ててきたという……。
しかも、その教えは「靴をみがく」とか「募金する」とか地味なものばかり。
こんなので僕の夢は本当にかなうの!?
シリーズ400万部超えの第1弾、再単行本化!(「BOOK」データベースより)
(感想など)自己啓発本を読む中学生はあまりいないと思いますが、こちらは中学生にも読める世界一わかりやすくて面白い自己啓発本だと思います。自称「財産や学問の神として大衆に信仰されているインドの神様ガネーシャ」ですが、中身は大阪のおっさん。あんみつが大好き。うさん臭さ満点(笑)という変わった設定。主人公は半信半疑ながらもガネーシャのいうことを素直に聞き、行動に移します。なかなか将来のビジョンが描きにくい中学生だと思いますが、将来のことを考えるきっかけになるかも?おすすめの本です。
ざんねんな偉人伝 それでも愛すべき人々 (新しい伝記シリーズ) [ 真山知幸】
エジソン、野口英世、アインシュタインら、歴史を変え、時代を作った天才たち。しかし、彼らの素顔は、失敗を繰り返し、トンデモ行動のオンパレードの超変わり者だった。それでも、彼らが時代を超えて愛される理由とは?驚きながら楽しく読める、新しい伝記。(「BOOK」データベースより)
(感想など)すぐれた功績をのこした偉人だからと言って、人間性においても完璧な人間とは限りません。見る角度を変えるととんでもないだめ人間だったりします。
このような裏話を知っていると友達からも「なんでそんなこと知っているの?」と言われたり、学習に深みがでて面白くなってくるでしょう。今まで雲の上の存在だった偉人たちが身近な存在に思えると思います。
是非読んでみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。朝読書におすすめの面白くてためになる本を5冊紹介させていただきました。
読書は人生を豊かにします。是非朝読書をきっかけに色々な面白い本を読んでみてください。

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