STEM教育って何?
こんにちは。
みなさんSTEM教育ってご存じですか?
STEMとは、
「S」・・Science(サイエンス)
「T」・・Technology(テクノロジー)
「E」・・Engineering(エンジニアリング)
「M」・・Maths(マス)
の頭文字をとったもの
21世紀型の教育であり、アメリカではオバマ元大統領がイノベーションの基礎となる科学技術教育として推進し広まってきました。
「こどもの科学」から出ているSTEM体験ブックにお家でできる科学の実験が色々載っていて、子供たちとやってみたら楽しかったので記事にしました。
お家でできる実験をご紹介します!自由研究にもお勧めです。
実験①細胞の活動を見てみよう
にんじんを使って、細胞の活動を見る実験をしました。
【必要なもの】
- にんじん1本
- 水を入れたコップ2こ
- 塩・・小さじ3
- はかり
【実験の手順】
①かたほうのコップだけに塩を入れ、かき混ぜてとかす。(水は200mlくらいにしました。塩はちゃんと小さじ3入れないと、実験が上手くいきません)
②にんじんを半分に切る。それぞれの重さをはかり、メモをする。(我が家は両方12グラムにしました)
③それぞれのコップににんじんを入れ、24時間おく。
④にんじんの様子はどうかわったかな?なにが起きたか考えてみよう
⑤コップからにんじんをとりだし、それぞれの重さをはかる。重くなったりしているかな?
(実験の結果)
塩を溶かした水に入れたにんじんは12グラム⇒11グラム
ただの水に入れたにんじんは12グラム⇒16グラム
になっていました。
(実験の解説)
水は、必ず、濃度の低い場所から高い場所へと移動します。これを浸透といいます。
塩水が入っているコップににんじんを入れると、細胞の中の水が細胞膜をとおって外に出ていき、細胞がしぼみます。反対に、水道水のコップににんじんをいれると、細胞のなかに水が入るから、細胞が膨らみます。
実験②卵がまるはだかに?
こちらの実験も面白かったです。
酢の中に卵を入れた時の化学反応を見る実験です。
【必要なもの】
- 500ミリリットルのプラスチックまたはガラスの容器(ふたつきで透明なもの)
- 酢・・1リットル(500mlくらいでもできました。)
- 生卵・・1個
【実験の手順】
①酢の半量をプラスチック容器に注ぎ、生卵をそっと入れる
②ふたをして24時間おいておく
③卵をわらないように注意しながら酢を捨て、残りの酢を注ぐ
④そのまま数日間おき、卵が変化していく様子を観察しよう
(実験の解説)
酢に含まれる酢酸(さくさん)と卵の殻の炭酸カルシウムが化学反応を起こします。それにより卵の殻が解け、酢酸(さくさん)カルシウム、水、二酸化炭素が出来ます。殻の表面に二酸化炭素の泡が見えましたか?
二日ほど酢に入れて置いたらシュワシュワ殻が解けていって、右のようにたまごの膜だけになりました。触り心地はぷよぷよです。
実験③PH(ピーエイチ)をはかる液体をつくろう
子供たちのテンションが一番上がった実験はこちら。
物質の酸性やアルカリ性の度合いを数字であらわしたものをPH(ピーエイチ)といいます。
PHは0~14まであって、真ん中のPH7が中性(水など)です。
PHが7より小さいものは酸性、7より大きいものはアルカリ性です。
特別な薬品がなくても、このPHをはかれる液体が作れちゃいます。
【必要なもの】
- 紫キャベツ4分の1
- ボウル
- やかんまたは電気ケトル
- 包丁
- ザル
- 紫キャベツの液をあける容器
- 透明なコップ3個以上
- 水
- 水に溶かした重曹
- 酢
- 食品など
【実験の手順】
①やかんいっぱいの水をわかす。
②紫キャベツを千切りにする
③紫キャベツをボウルに入れて熱湯をそそぐ
④お湯がさめるまでまつ
⑤ザルでこしながら別の容器に移す
⑥これでPH検査液の完成
⑦それぞれのコップの半分くらいまで、重曹、酢、水を入れる
⑧⑤の液体を3つのコップにそそぐ。色はどうなったかな?
【実験の解説】
紫キャベツにはアントシアニンという化合物が含まれていて、これは酸性やアルカリ性の物質に触れると色が変わるよ。中性のもの(水など)と混ぜても色は変わらないけど、アルカリ性のもの(重曹)に触れると緑~黄色になり、酸性のもの(酢)に触れるとピンク色~赤色になるよ
我が家では色んな食材で実験してみましたよ~。すごく色鮮やかでとても楽しい実験でした♪
理科や化学が嫌いでも実験なら子供は大好きですよね。
実験を通して理科が好きになってくれるといいなぁ~と思っています。
塾でも「不思議教室」というものがあり、実験をしてくれるんですが、すぐに3,000円くらいとられるんですよね💦
お金をかけなくてもお家で楽しい実験が沢山出来るので、是非お子さんとやってみて下さい。
この本に他にも楽しい実験が沢山載っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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