日本史は学校で小学6年生の時に習いますが、中学受験をする子は小学5年生くらいの時に塾で習ってきます。
我が家の長女は5年生の時に塾で日本史を習ってきたのですが、日本史の基礎知識がゼロだったので、全く覚えられずとても苦労しました。
低学年のうちからうすーくでも日本史について触れておけば楽だったのになぁと思ったので、現在1年生の次女にタイムワープシリーズを勧めたところ、はまって読んでいるし、小6の長女も一度習った所の復習になりとても良かったのでレビューしたいと思います。
歴史漫画タイムワープシリーズとは
タイムワープシリーズは、朝日新聞出版が出している歴史漫画シリーズで、子どもたちが歴史の世界にタイムワープして、偉人たちと一緒に大冒険をするお話です。もともと「歴史漫画サバイバル」という名前のシリーズでしたが「歴史漫画タイムワープ」シリーズに名前を変えてパワーアップしました。歴史学習を掘り下げた学習コラムが8ページ増えています。
通史編は全14史で先史から現代史まで学べます。
- 弥生時代へタイムワープ
- 古墳時代へタイムワープ
- 飛鳥時代へタイムワープ
- 奈良時代へタイムワープ
- 平安時代へタイムワープ
- 鎌倉時代へタイムワープ
- 室町時代へタイムワープ
- 戦国時代へタイムワープ
- 江戸時代へタイムワープ
- 江戸の町へタイムワープ
- 幕末へタイムワープ
- 明治時代へタイムワープ
- 大正時代へタイムワープ
- 戦後へタイムワープ
タイムワープ応援団のパックンも言っていますが、子供に限らず大人でも「データ」を覚えようとしてもなかなか覚えられませんよね。
でもストーリーなら覚えられるし忘れないんです。
タイムワープシリーズは、ストーリーがしっかりしていて、歴史上の登場人物も親しみを感じやすいキャラクターで描かれているので自然と頭に入ってきます。
こちらは「飛鳥時代へタイムワープ」で子供たちと一緒に隋に行く「小野妹子」。気の優しい青年として描かれています。
タイムワープシリーズの特徴は4つ
①子供たちが主人公
②オールカラーで見やすい
③ハラハラドキドキの冒険ストーリー
④コラムで詳しく知れる
詳しく見ていきましょう
特徴①子供たちが主人公
タイムワープしてハラハラドキドキの冒険をするのは子供たち。子供目線で描かれているので、物語に入りやすいです。
特徴②オールカラーで見やすい
漫画部分もコラムもオールカラーで見やすいです。
漫画もコラムもふりがなが付いているので低学年から読めます!
特徴③ハラハラドキドキの冒険ストーリー
船が岩にぶつかりそうになったりしながらも、隋にたどり着いた小野妹子たちですが、隋では大切な国書を盗まれてしまったり、ゾウに踏みつぶされそうになったり・・・。困難を乗り越えやっと隋の皇帝の煬帝に面会できますが、国書には失礼なことが書いてあり煬帝を激怒させてしまうのです。
煬帝を激怒させてしまったことは学校で習いますが、なぜ煬帝は許してくれたのでしょう?そのあたりも「歴史なるほどメモ」に書かれています。
特徴④コラムで詳しく知れる
日本史の監修は、テレビで歴史番組などで活躍している河合敦先生。通史編は「学習指導要領」に対応しているので、歴史の基本的な知識を学ぶことが出来ます。
隋の皇帝煬帝は、日本からの無礼な国書に激怒したものの日本を敵にまわすと都合の悪い事情があったのですね。
こちらは冠位十二階について詳しく説明しているページ。小野妹子は冠位第5階の「大礼」という位だったそう。ですから赤い服を着ているのですね。大人が読んでもとても勉強になりますよ。
セットで買うと別巻「重要人物で覚える日本の歴史」が特典としてついてきます。
タイムワープシリーズを読んだ後は
お父さん、お母さんは忙しいと思いますが、一緒に読んで、クイズを出し合ってください。
我が家では
- 小野妹子が行った国はなんという名前?
- 小野妹子は誰の命令で隋に行ったの?
- 隋の皇帝の名前は?
- 冠位十二階で一番高い位は何色?
などとクイズを出し合っています。クイズをすることで知識が定着しますよ。
まとめ
小学生低学年のうちに日本史を学んでおくと高学年で歴史を習った時にとても楽です。
このタイムワープシリーズは楽しみながら日本史の歴史が自然と身についてしまう子供たちに大人気の本です。以前レビューした学研まんが「日本の歴史」は高学年向きなので、低学年のうちでしたらタイムワープシリーズがおすすめです。
最初は漫画部分だけかもしれませんが、そのうちコラムの部分も読むようになればとても勉強になるので、是非手元に置いて何度も読んでみてください。
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